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生活

【本紹介】唐突に最近読んだ本を7冊紹介します!!(23年3月分)

あいさつ

こんにちはスギヤマです。
今回は本を何冊か読んだので、それについて紹介していきます。

今回のテーマ

  • コレから社会人になる人に向けた本
  • ただただ表紙が美しい本
  • 美味しそうな本
  • 1度立ち止まって考えて読みたい本
  • 推し本

以前投稿した『2月まとめ』とインスタのストーリーで軽く本を紹介したところ、
DMでオススメの本を紹介してもらい、実際に読んだのでまとめていきます。

できごと

今回紹介する本は7冊。
内訳は紹介してもろた本が3冊、表紙買いした本が3冊、推し本が1冊です。

紹介してもろた本3冊

20代で得た知見

これは最近私が大絶賛しているお気に入りの本。
紹介してもろたのは留学先で知った日本人のSさん。

白黒に金字。シンプルなデザインでとても好き。
多分店頭に並んでいたら、表紙買いしてたと思う。

とりま読み始めま!!!

まずシンプルに文章の書き方が綺麗すぎて、とても読みやすかった!!!
飲み込みやすい言葉をよくわかっていると言うか、とにかくスラスラと読めちゃいます。

この1冊にはジャンルごと章に分かれていて、
基本1ページに1つの短編集スタイルで言葉(エピソード)がまとめられています。

話の一つ一つに考えさせられる核というか本質というかが存在していて、
「〇〇をしましょう!!!」的なよくある自己啓発本とは異なる内容だった。

特にお気に入りで印象に残っている言葉をいくつか書いときます😌

「大前提として人は、食事してきたものしか排泄でいません」
「一冊、同じ本を読んでいれば 会話することができると思うの。」
(1980年の新潮文庫のキャッチコピー)

「現代」
すべては言葉になると純度を失うとして。

「あなたがいなくても生きていける」
「あなたがいなくても生きていける。でも、あなたがいると、もっと楽しい。
あるいは、もっと楽しかったのかもしれなかった。」

「もういっそ全部凄い下手くそだった時代に」
大人になると、どうすれば傷つかずに済むか、そんな計算ばかり上手くなる。

「男は女の作品である」
男は女のことを四六時中考えている。〈中略〉一方女は男のことをそんなに考えていない。

少しでも興味が湧いたら是非読んで欲しい。
とにかく言葉が美しくて、文章だけで魅了されてしまう。

新生活が落ち着いたらまた夜中に読み直したい一冊。

メモの魔力

こちらを紹介してもらったのは上智の自称”神”のTさん。
大事とわかっていても、めんどくさい行動で雑にしがちなメモについて
少し興味があったので購入。

この本はベストセラー本でかなり有名な部類に入ると思ってる。
だからこれまで私は斜に構えたスタイルで本に手を伸ばさず、素通りしていた。

Tさんから紹介してもろた本は
「私があえて避けるタイプの本」を知っているかのようなチョイスなので、
機会損失を防ぐという意味でも、とても勉強になります、、!!
これを機に食わず嫌いの癖を直してゆきたい。それでは読始。

この本は「メモ録ると、こんないいことあるよ!」とひたすら紹介してくれてる本。
最近の話題で言うと大谷翔平のメモを解説されている感じを
想像してもらえたらわかりやすい。

ふと思い出したこと、変化したことなど日常の些細な思いつきを
メモとして溜めておくと、見えてくるものがある。

そんなことが1冊にまとめられている。

今メモをとる習慣がない人はとりあえず読んで、行動して欲しい。
元々メモを残す癖がある私の体験込みで推しておきます📝
なんならこのブログもメモですし。

社会人1年目の教科書

こちらも紹介してもらったのはTさん。
タイトルからして、これからの私にピッタリだと思って即買いした。

この手のタイプは書いてあることはだいたい決まっていて、
なかなか自分では買わない系統の本だったので、とても新鮮な気持ち。

「あ〜、これから社会人になるのか、、。個性を潰さなきゃいけないのか、、。」
と若干マイナスな思考を持ちながら読始。

結論から言うと、めっちゃタメになった、、!!

私はちゃんと納得がいく理由がないと人の意見を受け入れられない、
捻くれ者なのでとても刺さった。

表紙の下に書いてある通り、一言でまとめると
「素直に受け入れることは大事!!!」と聖水みたいな内容だった。
伸びる人、伸びない人の特徴を最初に書いてくれてるので、
軽く読むだけでも書いてあることが読み取れるのは優しいと思った。

お気に入りのところは第3章「要領」てところ。
伸びない人は仕事のために遊びを犠牲にする
伸びる人は遊びのために仕事を調整する

フリーでお仕事を頂きながら大学生活を送っていた私は当たり前だと思っていたことが
ここで紹介されていて驚いた。
ここで「私は伸びる人だ」と自慢したいわけじゃなくて、
仕事のために楽しみを捨てる発想が全くなかったから驚いた。

しかもこの書かれ方だと、おそらく大半の人はその発想を持って働いてる。
そりゃ「社会人どう?」って聞いてマイナスなことしか出てこないわけだ。

自分とは異なるパターンの発想に触れるきっかけにもなるのが面白いなと思った。

よくある自己啓発みたいに自慢が連ねてある本ではなく、
「こうした方が社会人生きやすいよ〜」な感じで気楽に読みやすいので
本読むのが苦手でこれから社会人になる人にはおすすめです〜!

表紙買いした本3冊

一人称単数

レジ前にズラーっと並べられていたこの本。
「一人称単数」なんて単語は英語の授業でしか使った記憶がない。
これは買うしかない。(衝動的)

「一人称単数」なんてカッコ良く言っているけど、意味はただの「自分」。
表紙の女性からも「とある女性にまつわるエピソード」なのかなと予想して読みまぷ!!

私の予想通り「とある女性にまつわるエピソード」でした〜!
なんか表紙買いして、こう予想が当たると嬉しいーー!☺️

と一応当たりはしたけど、それは『一人称単数』ではなく、
1作目の『石のまくらに』での内容だった。

表紙タイトルになっている『一人称単数』は8作目。
全体的にフワフワしている感じで、2作目の『クリーム』というのがとても合っている。

具体的には実話と物語が入り混じっている感じ。
物語にしてはリアルすぎるし、実話にしては綺麗すぎる。

私のお気に入りは7作目の『品川猿の告白』。
人の名前を盗む”猿”と対峙する話で、哲学的なオチが私はとても好きでした〜😌
これは確実にフィクションだと思う。(そもそも分れてるかは知らんけど)

「〈中略〉たとえ愛は消えても、愛がかなわなくても、自分が誰かを愛した、誰かに恋したという記憶をそのまま抱き続けることはできる。」

この台詞はとても素敵だった、、、。
ジョジョ5部のアバッキオの同僚「大切なのは”真実に向かおうとする意思”だ」
という名言に似たものを感じた。

悪と無垢

他の本を探しているときに隣に置いてあった本。
触れてはいけないタイプの”何か”を感じたけど、その表紙の美しさに
勝手に手を伸ばしてしまいました、、。

読む前からわかる。この本は多分ヤバい。危険な内容が書いてある気しかしない。
見えない恐怖に怯えながら読んでゆきます、、、、。

めちゃ時系列が移り変わる物語。酔ってる時に読むと見失うので要注意。
小説の難しいところは感想言いたくてもネタバレを考えて、何も言えなくなることッ!!

正味、読み終える頃にはめちゃくちゃ疲れた。ここ最近で一番疲れたかもしれん。

要約すると、ある女性の死の描写から物語は始まり、
その女性と関わりがあった人たちにまつわる短編集。

この帯から、”その女”と対峙する主人公の二人だけの世界を想像してたけど、
思っていたよりも結構な登場人物がいらっしゃる。

第一章「奈落の踊り場」は多分相関図を書きながら読んだ方がスラスラ読める。
私はかなり読み返しながら把握しているつもりで読み進めた。

1番理解にできない、共感できなかったのは第二章「馬鹿馬鹿しい安寧」。
度し難いと言う表現でいいのだろうか。

謎が謎のまま終わる感じは『一人称単数』と似ているけど、似てない。
もうわけわかめ。言語化がとても難しい。

内容にどこまで触れていいかわからないので、
ネタバレをしていないこの辺で次の読み手に託す。

魚は粗がいちばん旨い 粗屋繁盛記

本を買いに行く時はだいたい空腹状態で行くので、表紙買いする時は
基本美味しそうなジャンルに偏る。そして後日の献立の参考にするまでが決まり。
読書の楽しみの根源は食欲からなる。()

最近は辛口の日本酒にハマっていて、この本を見つけた瞬間、買わずにはいられなかった。
和食に日本酒。合わないわけない。私はお酒を呑むと固形物をあまり食べられないので、
この表紙くらいのバランスは最高にいい。

空腹が限界を迎えたところで読書開始。いただきます。

とりあえず驚いたのはノンフィクションじゃなくてめちゃくちゃ小説だった!!!
前回、空腹で購入した『いわしバターを自分で』は著者本人のエッセイ本でレシピ付き。
「同じタイプだろ」と読み始めたから驚いた。

とは言えフィクションでもお腹が空く本に変わりなかった。
築地で名を馳せた主人公が、その腕を生かして魚の粗料理専門店を開店させたお話。

様々な調理方法がわかる便利な本かと思えば、美味しさをデータで示したり、
民俗学的なアプローチをしたりと、学者要素強めになったりして
自分と少し重なるところがあって個人的に癖に刺さる構成だった。

話を少し逸らすけど、現実に粗料理専門店なんてあるんでしょうか、、、。
もし存在するなら是非行ってみたい🐟

寒い時期が来たらアラ汁を作ってみます。

推し本1冊

凍りのくじら

実はこの本は私の推し本なのではなく、正確には
「(推しのYouTuberが)推している本」なのです。

みなさんはmorgenというYouTuberを知っておられますか?
とても素敵な方なのに、とにかく表現が独特で素敵なのです😇(尊すぎて語彙力)

そんな方が推している本。その人の言葉使いや感性に触れてみたくて購入。
ただ私は『ドラえもん』をほとんど観たことはないです。

理解できるのか不安を抱えながら読んでゆきます😌

この物語は主人公が悲劇と対峙する時に『ドラえもん』に助けられるという話。
ただのび太君みたいに実際にドラえもんに助けてもらうわけではなく、概念的なそれ。

帯に書いてあるように、主人公は「スコシ・〇〇」と
会う人に特徴をつける変わった癖がある点が自分と重なっててちょっと嬉しかった☺️

特に好きな場面としては登場人物が壊れている様子がとても好きでした。

脱線なく、まっすぐ筋が通っていた物語なので、ネタバレ回避が難しい。
少し踏み込むとネタバレせざるを得ない感。
これは実際に読んだ人同士で会話した方が早いやつ。

『ドラえもん』が分からなくても全然問題なく読めます。(小並感)

まとめ

ふと思ったけど、金字系の表紙に私惹かれすぎじゃないですかあ??( ^ω^ )

今回は7冊も積読状態だったので、いつものようにノートに要約はせずに
さささーっと1週間ほどかけて読みました。

この読み方も「気軽に読書しよう」の背中を押してくれるので私は好きです。
深くまた読み直したいものだけ、読み返してノートにまとめたら良いのかなと思ってます。

関西圏に行った高校からの友達N君と年始に「積読は負の連鎖ではないか」
とドライブをしながら話してしたけど、その答えはコレなんかじゃないかなと。

完璧主義のような思考を持って「読書をしよう」と意気込むことが原因で
N君は積読の連鎖にハマっているんじゃないのかな〜〜

私は趣味の場合、気軽に始めてしまうので、この負の連鎖にハマりにくく、
この問題を言われるまで気が付かなかったのだと思います。

どうでしょうN君。さっさと積読消化しましょうよ??😏
追記:これ出す前にN君と普通に対面でこの話しちゃいました。

話は戻しまして、今回の読書集中感想会(ソロ)は
とても有意義な時間の使い方ができたなと思いました。

本1冊をきっかけに、あたらしいコミュニティが生まれたのもとても良かったです、、、😌
私は表紙買いをしていきますので、皆さんのオススメの本も教えてください!

これからは本を通じて、それぞれの推し本を共有して、同じ本で共感できるコミュニティを
築いていけたら最高に優しい世界だなと思いつきました🫶🏻

人って共有と共感って大事ですからね。
私は基本一人が好きですけど、この2つができる人が身近にいるからこそ
成り立っているところもあると思っています。

これからも趣味で良い時間の過ごし方を!!!😇(長文飽きた)

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